1月末のフットゴルフジャパンツアー。12月末は降雪により延期となったので、2ヶ月ぶりのジャパンツアーだった。
2023年に入って最初の、久々のジャパンツアーに気持ちの高まりを感じた。
1/28(土)の結果、−6の6位T。
悲観する内容ではなかったが、上位に入るためには、次の日の−6超えは自分の中で【至上命題】となった。
結果から言えば1/29(日)は、前日の−6を超えることができ、自分超えを果たすことができた。
スコアの内容的には前日とほぼ同じような推移で、16番ホールを終えた時点で−6。残りの17番、18番でバーディーを取れれば、自分超えは達成できて、上位の可能性も出てくる状況だった。
迎えた17番はパー3。ティーキックで良い位置に置ければ、バーディーパットのチャンス。が、1打目で林の中にいってしまい、砲台のような上り傾斜と難しめのラインが残った。ちなみに前日は、バーディーは取れずパーだ。
自分超えを成し遂げるためにも、決めにいきたい場面。
足元には木の根っこもあったがそれも含め、慎重にラインと傾斜に対しての力加減をイメージ。
成功させるべく実行に移した……
ボールはイメージ通りにカップに吸い込まれ、まさに会心の1打。その瞬間…
『イエッサー!!!』と大きめの声が口から出ていた。
自分でもびっくりだったけど…
『イエス!』と『ヨッシャー!』が混ざった言葉だったと思う。
普段でも『イエッサー』なんて言うことないのに、まさかフットゴルフのラウンド中に出るとは…
ラウンド後、同組の選手からも指摘されて笑い話になった。
フットゴルフのカップイン時によく出る動作は、手を叩くやガッツポーズ、『よし!』などの声が多い印象だが、『イエッサー!!』は、なかなか出ない。
いや、初めてだと思う。
でも、それくらい嬉しい前日の自分超えのバーディーパットだった。
その後のパー4の18番でも良い形でバーディーが取れて、スコアを−8まで伸ばせた。
最終的な順位としては首位と3打差、3位と1打差の4位Tで、表彰台に立てず悔しさと不足感もあったけれど、【至上命題】だった自分超えという意味では少しの達成感があったのも事実だ。
とは言え、今大会ではまだまだ伸び代があると実感でき、そしてそれは嬉しいことでもあるし、『イエッサー!!!』と自然に言葉が出るくらいの瞬間があるフットゴルフは、やっぱり刺激に満ちた競技だと改めて心から再認識できた。
自分でもびっくりするくらいの嬉しい瞬間を、これから先も何度も味わいたい。『イエッサー!!!』
感謝!! 南葛SC プロフットゴルファー 青木 剛